LGBTだけじゃない!性的少数者の単語とその英語

最近よく聞くLGBTについてです。LGBTは性的少数者ではありますが、性的少数者=LGBTではなくて、LGBT以外の性的少数者についても習いました。また、性的少数者の各名称は日本語では基本的にカタカナで表しますが、その英語表記についても習いました。むしろ、日本語訳の方が初めて知ったというところも多くて、勉強になりました。
目次
LGBTとは?また性的少数者の英語
LGBTとは、それぞれの英語の頭文字を取って名付けられたものです。Lはlesbian(レズビアン)、Gはgay(ゲイ)、Bはbisexual(バイセクシュアル)、Tはtransgender(トランスジェンダー)を表しています。
性的少数者の事を英語でsexual minorityといいます。sexualは性の、minorityは少数派といった意味があります。
レズビアンとは
レズビアンは上記の通り、英語でlesbianと表記します。日本語訳では(女性の)同性愛者といった意味があります。
ゲイとは
ゲイは上記の通り、英語でgayと表記します。日本語訳では(男性の)同性愛者といった意味があります。また、場合によっては同性愛者全般を指すこともあります。
バイセクシュアルとは
バイセクシャルは上記の通り、英語でbisexualと表記します。日本語訳では両性愛者といいます。異性も同性も恋愛対象になる人の事をいいます。
トランスジェンダーとは
トランスジェンダーは上記の通り、英語でtransgenderと表記します。生まれた時に外性器などから判別された性と自身が認識している性が異なっている人の事を指します。性同一性障害の人もここに含まれると考えられています。
インターセックスとは
インターセックスは英語でintersexまたはintersexualityといいます。日本語訳では半陰陽と呼ばれます。これは自身が認識している性は関係なく、生物学的な少数者となります。
例えば、男性の様な外性器を持つが、卵巣機能をもっていたり、または遺伝子的には女性であったりします。または、その逆である場合も、インターセックスと呼ばれます。また、外見的に男性、女性の両方の特徴を持つような場合も、インターセックスに含まれます。
詳しくはコチラ(wikipedia)
クエスチョニングとは
クエスチョニングは英語でquestioningといいます。日本語でもそのままクエスチョニングと呼ばれています。自身の性をはっきりと定義づけられない状態の人の事を言います。よく聞く話では、アンケートなどで男性か女性のどちらかに丸をする場面で困ってしまうという事があるそうです。
アセクシュアルとは
アセクシュアルは英語でasexualといいます。日本語では無性愛者といいます。また、場合によってはAセクシュアル、エイセクシュアルと言ったりもします。他の人に対して、恋愛感情や性的欲求を抱かない人の事を言います。
Xジェンダーとは
Xジェンダーとは日本人が考えた言葉で、生物学的には男性(または女性)であっても、どちらでもないという立場を取る人の事を指します。英語ではThird genderが近い表現です。ただ、この単語だけでは言葉足らずで、もう少し説明がいるようです。
パンセクシュアルとは
パンセクシュアルは英語でpansexualityまたはomnisexualityといいます。日本語訳では全性愛者といいます。生物学的な男性、女性やその人の認識している性という事は重要視せずに、全ての人が恋愛対象の人の事を指します。つまり、上記の性的少数者も恋愛対象になります。
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今回は性的少数者と呼ばれる人のカテゴリーとその単語をつらつらと書きましたが、厳密な定義ではなく、バイセクシュアルだけどちょっとゲイよりといったような事も多々あると思います。また、心が大きく関わってくるので、年齢を重ねるうちに変わる事もあると思います。
海外では、同性同士の結婚を認めている国もありますが、日本では、まだ法律上禁止されています。ただ、自治体によっては、結婚となるべく同様の扱いができるように条例が施行されているところもあります。
近年では企業でも性的少数者への理解を深める為に、社内セミナーを開催したりしていたりします(まだまだ少ないですが)。まだ日本では性的少数者に対して偏見がありますが、時代が流れるとともに少しずつ変わって、多様な価値観のもと理解が深まればいいなと思います。