大統領と首相の違いとその英語

今日はよく英語で間違える大統領と首相の違いの話でした。

大統領と首相の違い

”大統領”は英語で”president”、”首相”は英語で”prime minister”といいます。その違いですが…、まず、大統領は国を代表する元首(その国の長)であり、国民から選挙されて選出されます。
それに対して、首相は行政府の長であり、君主(天皇や国王など)や大統領に任命されます。日本では内閣総理大臣の事を首相といいます。

ドイツやオーストリアでは首相の事を”chancellor”といいます。国によって大統領のいる国(アメリカなど)や首相がいる国(日本など)や大統領と首相の両方がいる国(ロシア、韓国、フランスなど)があります。大統領や首相の両方がいる国では、力関係が各国によって異なります。

日本の三権分立

首相は行政府の長でありますが、日本の権力は”行政権”(administration[executive] power)と”司法権”(judicial power)と”立法権”(legislative power)の3つに分かれています。
立法権:法律を作る権限で、国会が持っています。
行政権:法律に基づいて行政を行う権限で、内閣が持っています。
司法権:法律に基づいて裁判を行う権限で、裁判所が持っています。

そして、それぞれトップは
立法権…衆議院議長(the Speaker of the House of Representatives)、参議院議長(the President of the House of Councilors)
行政権…首相(prime minister)
司法権…最高裁判所長官(the Chief Justice of the Supreme Court)
といいます。

アメリカ大統領の場合

2016年11月9日に大統領選があり、ニュースでも連日報道がされています。そのアメリカでは首相はおらず、大統領が存在します。
この大統領の権限としては、行政権があります。その他には、立法に関する権限があり、法案提出の権限がない代わりに”教書”(message)によって”議会”(the Diet)に法律の制定を要請する事ができます。また、連邦議会を通過した法案への”拒否権”(veto)をもちます。また、”軍の最高司令官”(Commander-in-Chief)でもあります。

大統領と首相の両方が存在する国

ロシア(Rossia)、韓国(Korea)、フランス(France)などでは大統領と首相の両方が存在する国です。「大統領と首相、どちらの地位が上なの?」と疑問になりますが、それは国によって異なります。

大統領の方が圧倒的な権力をもつ国(ロシア、韓国など)

【ロシア】  大統領…行政に強い指導力があり、議会の同意を得ないで政令を発布する権限があります。また、アメリカと同様に軍隊の最高司令官でもあります。

【韓国】 大統領…行政のトップであり、大統領が首相を任命します。韓国では、日本と同様に三権分立がなされています。

大統領と首相が半々の権力をもつ国(フランスなど)

【フランス】 大統領…首相を”任免”(appointment and dismissal)する権利があります。 ※任免…任命(appoint)と罷免(dismiss)する事

大統領、首相ともに行政権をもち、ともに責任を負います。通例、大統領は”外交”(foreign diplomacy)を担当し、首相は”内政”(home[domestic] administration)を担当します。


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