七つの大罪(the 7 deadly sins)と七つの美徳(the 7 heavenly virtue)

今日は7つの大罪についてのレッスンでした。また、7つの大罪の反対(逆側)にある7つの美徳についても調べました。
目次
7つの大罪
まずは、7つの大罪についてです。7つの大罪とは、キリスト教(Christianity)における用語で、
「罪」そのものというよりは、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指すもので、日本のカトリック教会では七つの罪源(ななつのざいげん)と訳している
wikipediaより
7つの大罪は①傲慢、②憤怒、③強欲、④嫉妬、⑤色欲、⑥暴食、⑦怠惰となります。
また、「7つの大罪」の事を7 deadly sinsといいます。
傲慢・高慢(ごうまん)
傲慢とは思いあがった状態の事をいいます。「傲慢」は英語でprideといいます。天狗になっている状態とも言えます。prideは名詞ですが。形容詞はproudです。be proud of ~で「~を自慢に思う、~に満足する」という意味です。
憤怒(ふんど)
憤怒はとても怒った状態です。「憤怒」は英語でwrathといいます。wrathには似たような意味の怒り、憤り、激怒といった意味があります。口語ではあまり使いません。
強欲(ごうよく)
強欲は際限のない欲望の事を言います。「強欲」は英語でgreedといいます。greedには似た意味の貧欲といった意味があります。また、greed for moneyで金銭欲となります。
嫉妬(しっと)
嫉妬は妬み(ねたみ)の気持ちの事です。「嫉妬」は英語でenvyといいます。
I envy you.
(あなたが羨ましいとなります)
などと使う事もあります。
嫉妬に使われている漢字は、それぞれ訓読みで妬み(ねたみ)、嫉み(そねみ)と読むことができます。
それぞれの意味は
妬(ねた)む:他人の幸運・長所をうらやんで、幸福な生活のじゃまをしたく思う(名詞:妬み)
嫉(そね)む:(他人の幸運や長所を見て)自分にはそれが望み得ないことを不満に思い、相手に悪い事が起こればいいと思う(名詞:嫉み)
となります。
新明解国語辞典 第七版より
色欲(しきよく)
色欲は性的欲望の事です。「色欲」英語ではlustといいます。lust for publicityで名誉欲となります。
暴食(ぼうしょく)
暴食は大食いの事です。「暴食」は英語でgluttonyといいます。over eatingと同意義です。
怠惰(たいだ)/sloth
怠惰はなまけている状態の事です。「怠惰」は英語でslothといいます。また、動物のナマケモノも英語でslothといいます。
7つの美徳(7つの徳目)/the 7 heavenly virtue
7つの大罪に対するものとして、7つの美徳があります。7つの美徳は英語でthe 7 heavenly virtueといいます。由来が異なるものがいくつかあり、本来は対になるものではないらしいです。7つの美徳には①謙虚、②忍耐、③博愛、④親切、⑤純潔、⑥節制、⑦勤勉があります。
謙虚⇔傲慢
傲慢(pride)の反対には謙虚があります。「謙虚」は英語でhumilityといいます。天狗にならず控え目な状態です。
忍耐⇔憤怒
憤怒(wrath)の反対には忍耐があります。「忍耐」は英語でpatienceといいます。怒るような事が起こっても、怒ることなく耐えている状態です。
博愛⇔強欲
強欲(greed)の反対には博愛があります。「博愛」は英語でcharityといいます。全ての人を平等に愛する状態です。
親切⇔嫉妬
嫉妬の反対には親切があります。「親切」は英語でkindnessといいます。人の事を思い、助けてあげる心を持っている状態です。
純潔⇔色欲
色欲の反対には純潔があります。「純潔」は英語でchastityといいます。悪意などがなく、穢(けが)れていない状態です。
節制⇔暴食
暴食の反対には節制があります。「節制」は英語でtemperanceといいます。自分の欲にブレーキをかけて、抑える事ができる状態です。
勤勉⇔怠惰
怠惰の反対には勤勉があります。「勤勉」は英語でdiligenceといいます。なまけることなく、一生懸命な何か物事を行っている状態です。
7つの大罪の各罪は某片手が鋼のちっちゃいお兄さんがでてくるマンガでの登場人物の名前なんだなぁと初めて知りました。