未来完了形の基本の形と疑問文と否定文

未来完了形についてです。完了形には、現在完了形、過去完了形、未来完了形がありますが、英会話の中ででてくる頻度は、現在完了形>>>過去完了形>未来完了形となっています。
未来完了形とは
現在完了形では、現在時点での継続・完了・経験・結果を表現していましたが、未来完了形は未来のある時点での継続・完了・経験・結果を表現します。
例えば、「来年で勤続3年です」と言う時は未来完了形を使います。この文の場合、未来のある時点というのは来年です。そして、そこまで継続して働いているという事を表現しています。英文にすると
I will have worked here for three years next year.
となります。
現在完了形と未来完了形のイメージを図で表すと下図のようになります。
未来完了形の基本の形
<基本の形>
主語(S) + will have + 過去分詞(V) + ~
となります。
現在完了形と同じく、継続・完了・結果・経験の意味の種類があります。
1.継続:「(未来のある時点まで)ずっと~しているだろう」
2.完了・結果:「(未来のある時点で)~しているだろう」
3.経験:「(未来のある時点で)~したことがあるだろう」
ちなみに、未来完了形は英語でfuture perfectといいます。
継続の意味の未来完了形
未来完了形の1つ目の用法です。継続:「(未来のある時点まで)ずっと~しているだろう」を表現する意味になります。
先述した「来年で勤続3年です」が該当します。
I will have worked here for three years next year.
(来年で勤続3年です(来年で私はここで働いて3年になる))
完了の意味の未来完了形
2つ目の用法です。完了:「(未来のある時点で)~しているだろう」を表現する意味になります。
She will have bought a new bag tomorrow afternoon.
(彼女は明日の午後には新しいバッグを買ってしまっているだろう)
経験の意味の未来完了形
3つ目の用法です。経験:「(未来のある時点で)~したことがあるだろう」を表現する意味になります。
She will have driven her car by next year.
(彼女は来年までに車を運転したことがあるだろう)
未来完了形の否定文
<基本の形>
主語 + will not have + 過去分詞 + ~
となります。
【例文1】She will have bought a new bag tomorrow afternoon.
【例文1の否定文】She will not [won’t] have bought a new bag tomorrow afternoon.
(彼女は明日の午後には新しいバッグを買っていないだろう)
【例文2】She will have driven her car by next year.
【例文2の否定文】She will not [won’t] have driven her car by next year.
(彼女は来年までに車の運転をしていることはないだろう)
未来完了形の疑問文
<基本の形>
Will + 主語 + have + 過去分詞 + ~?
となります。
【例文1】She will have bought a new bag tomorrow afternoon.
【例文1の疑問文】Will she have bought a new bag tomorrow afternoon?
(彼女は明日の午後に新しいバッグを買っていますか?)
【例文2】She will have driven her car by next year.
【例文2の疑問文】Will she have driven her car by next year.
(彼女は来年までに車の運転をしていますか?)