受動態(受け身)の基本と作り方(肯定文)

受動態(受け身)(英語訳:passive)とは、日本語訳で「~される」といった訳になるもので、ある行為をされるものが主語となる文の事をいいます。

受動態の反対は能動態(英語訳:active)といいます。
例えば、

He made this chair.
(彼はこの椅子を作った)

は能動態の文です。

一方、この文を受動態にすると、

This chair is made by him.
(この椅子は彼によって作られた)

となります。ある行為(上記の場合、「作る」)をされるもの(上記の場合、「椅子」)が主語になっています。

意味が同じなのに、どうして言い方を変えるか疑問に思ったので、ネイティブの先生に聞いてみたところ、「主語に関心がある時に使うよ」と言っていました。例えば、上記の文では“「彼」よりも「椅子」の方に話し手の関心がある時に受動態を使う”との事でした。

受動態の作り方

受動態の作り方は

1.能動態の文の目的語(動詞の動作の対象物)を受動態の主語にもってくる。
2.能動態の動詞をbe動詞+ 過去分詞にする。
3.能動態の主語をbyの後に置く。

となります。
各文型での受動態の作り方について順に見ていきます。

第3文型(S + V + O)の受動態

第3文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)で構成される文の事でした。(第3文型参照)

第3文型で受動態を作る時は、O(目的語)を主語(文頭)にもってきて、その後ろにbe動詞 + 過去分詞、そして、by、能動態の主語をもってきます。

※注意※
能動態の主語は主格で書きますが、受動態になると目的格に変化します。(例:能動態でIだったものが、受動態ではmeに変化します。Heの場合はhim、Sheの場合はherなど)

【能動態】
He made this chair.
(彼はこの椅子を作った)

【受動態】
This chair is made by him.
(この椅子は彼によって作られた)

第4文型(S + V + O + O)の受動態

第4文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)+O(目的語)で構成される文の事でした。(第4文型参照)

上記の第3文型は目的語が一つだったので、受動態の文で主語になるのも一択でしたが、第4文型では目的語が2つあるので、それぞれを主語にした2種類の受動態の文を作る事ができます。しかし、下記に示すgive型buy型によって、少し違いがあるので注意です。

give型の第4文型の受動態

能動態の文を例に見ていきます。

【能動態】
He gave me a ring.
(彼は私に指輪をくれた)

の例文を受動態にする場合、①人(例文ではme)を主語にした受動態のパターンと、②物(例文では a ring)を主語にした受動態のパターンを作る事ができます。

①人を主語にした受動態

meを主語に(主語になるので主格であるIに変化)します。そして、be動詞(能動態が過去形の文なのでwas)+ 過去分詞(given)、そして、もう一つの目的語(a ring)、by 、能動態の文の主語(目的語に変わるのでheの目的格であるhim)を順に並べます。

I was given a ring by him.
(私は彼によって指輪を与えられた)

②物を主語にした受動態

考え方は人を主語にした場合と似ています。ただ、注意点として“物”を主語にした場合は目的語の人の前にはtoを付けた方が自然らしいです。下記、例文で詳しく見ていきます。

まず、目的語の物(a ring)を主語に置きます。そして、be動詞(こちらも過去形の文なのでwas) + 過去分詞(given)、そして、もう一つの目的語(me)と行きたいところですが、上記の注意点があるのでtoを先に置きます。そして、me、by、能動態の文の主語の目的格(him)を並べます。

A ring was given to me by him.
(指輪は彼によって私に与えられた)

buy型の第4文型の受動態

give型同様、①人を主語にした受動態、②物を主語にした受動態の2パターンが作れます。また、buy型動詞の場合、(物)を主語にした場合は、(人)の前には必ずforを付けます。

【能動態】
He bought her the movie ticket.
(彼は彼女に、その映画のチケットを買った)

を例文に見ていきます。

①人を主語にした受動態

give型の時と同様に、能動態の文の目的語のher(主語になるので主格のsheに変化)を主語にします。そして、be動詞(能動態が過去形なのでwas)+ 過去分詞、もう一つの目的語(the movie ticket)、by、能動態の文の主語(目的語に変わるのでheの目的格のhimに変化)を順に並べます。

She was bought the movie ticket by him.
(彼女はその映画のチケットを彼によって買われた)

②物を主語にした受動態

give型の時と同様に、能動態の文の目的語(the movie ticket)を主語にします。そして、be動詞(was)+ 過去分詞、そして、for、もう一つの目的語(人:her)、by、能動態の文の主語(目的語に変わるのでheの目的格のhimに変化)を順に並べます。

The movie ticket was bought for her by him.
(その映画のチケットは彼によって、彼女の為に買われた)

※give型動詞、buy型動詞の見分け方ですが、Yahoo知恵袋に参考になる回答がありました。投稿者の内容よりベストアンサーの方が参考になるかなと思います(give型、buy型のすごい見つけ方を発見しました:Yahoo知恵袋

第5文型(S + V + O + C)の受動態

第5文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)で構成される文の事でした。(第5文型参照)

【能動態】
Her teammates call her Milky.
(彼女のチームメイトは彼女をミルキーと呼ぶ)

を例文にみていきます。

<<第5文型の受動態の作り方の基本>>
①O(目的語)を主語に持ってくる。
②C(補語)はbe動詞+過去分詞の後に置く。
です。

ちなみに例文の場合、S(主語)はHer teammates、V(動詞)はcall、O(目的語)はher、C(補語)はMilkyです。

上記の作り方を参考に例文を作ると

【受動態】
She is called Milky by her teammates.
(彼女は彼女のチームメイトにミルキーと呼ばれている)

となります。

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